がんばり続けなくていい
こんにちは、mimosaです。
「自分を大切にする」ってどういうこと? そう思ったことはありませんか。
日本人は欧米や他のアジアの国々の人と比べて自己肯定感が低いと言われています。
自己肯定感とは
自分のあり方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する語。
実用日本語表現辞典
ポジティブなことだけじゃなくて、マイナスな面があっても、そのままの自分をありのまま受け入れること、認めること。ありのままの自分でいいと思えること、ですね。
そしてやっぱり、わたしも自己肯定感は低かったんですね。
肌の悩みを抱えていたこともあって、子どものころから周りの目が気になっていて、表面上は何事もないように振舞っていましたが、心のなかでは常にビクビクしていました。
いじめられるんじゃないかという不安もあったので、あえて逆に人とコミュニケーションを取ることを意識したり、勉強だけでもがんばろうと思って過ごしていました。
当時、学校は行かなければいけないものだと思っていたので、親にも「学校に行きたくない」と言えないまま、少し無理をして通っていた記憶があります。
振り返ってみると、ずいぶん気を張ってがんばっていたなとびっくりしてしまいます。
幸い、いじめられることはなかったですし友だちもいたのですが、その後もずっと不安は付きまとい、いつまで経っても自分に自信は持てないままでした。
わたし自身、自己肯定感が低いことは認識していたのですが、自己肯定感を高めるために積極的に何かをすることはありませんでしたし、まして「自分を大切にする」ということなんて考えたこともなかったんですね。
今もまだ、自己肯定感が高いと言えるわけではないですよ💦
でも、数年前までと比べると、確実に高くなっていると感じています。
10代の終わりから20代は、わたしにとって大きな問題が二つ同時期に起こってしまい、しかもそれが想像以上に長引いてしまったこともあって、精神的にだいぶ辛い時期を過ごしていました。
問題のひとつは両親のことだったので、すごく苦しくて大変でした。
自分が原因ならやりようもあるのですが、両親(夫婦)のコミュニケーション不足と、これまで夫婦の一方にかかっていた負担や不満が積み重なってしまったからこそ起こったことだったので、子のわたしは話を聞いたり間に入ったりすることしかできなかったんですね。
子どものころから、しっかりしなきゃいけない、自分でできることはなるべく自分でやらなきゃと思っていたのと、仕事をしながら子育てをする親の負担も感じていたので家事も手伝っていたのですが、いくらやっても子どもじゃ埋められない部分があるんだと痛感した経験でもあります。
最初は、数年後にはきっと笑えているからと周りも自分も励ましながらやっていました。
当然のように、「わたしががんばらないと」と思っていたんです。
母ががんばる姿をずっと見ていたので、わたしにとってもがんばることが当たり前になっていたんですね。
実際、自分自身に「がんばれ」と声をかけて鼓舞していたときもありました。
でも、
「もうすでに十分がんばっているのに?」
「それでもまだ「がんばれ」って自分に言うの?」
そう思ってしまったんですね。
次第に「がんばれ」という言葉自体を苦手に思うようになり、口にすることができなくなりました。
今は人を励ましたり、応援するときに「がんばれ」と言ってしまいますが、
そのたびに相手の負担にならないかな、と気になってしまいます。
ほかにいい言い方がないかなと考えるくらいには、心に引っかかってしまう言葉なのです💦
それでも、両親それぞれの気持ちや状態も理解できたため、少しでも良い方向へ進むようにと二人の間に入り、時間も気力も使い続けていました。
そこまで耐えて受け止められるのが自分だけだったということも、がんばり続けなければいけなかった大きな理由でした。
若かったこともあって、その時はまだ自分の未来にも希望が感じられたんですね。
でも、いくらがんばってもわたしの力ではどうにもならなくて、
時間ばかりが過ぎていって、心はどんどん疲れていきました。
「お前は幸せになれない」そう言われてるような気がしましたし、
「罰を受けているんだ」と思ったこともあります。
ふと周りを見ると
安定した仕事をしていたり、恋愛やオシャレを楽しんでいたり、結婚する人、出産した人もいて…
生きている世界が違うように感じました。
ずっとがんばっているのに何で、とあまりにも苦しくて辛くて泣きました。
人生を良くしたいと思っているのに、現実は変わらない。
未来が見えなくて、絶望感を抱いていた時期もあります。
苦しいことのほうが圧倒的に多かったのですが、その中にも少しずつ楽しいことはありました🍀
仕事をしている間は気がまぎれますし、友だちとのお出かけや何気ないおしゃべりも心を軽くしてくれました。
子どものころから外国に興味があったので、お金を貯めて数か月海外✈へ行ったりもしました。わたしにとってはとてもいい気分転換する方法のひとつです。
お金を貯めるのに時間がかかるのがネックですが(笑)
そして20代の終わりごろ。
それまでどうにかがんばっていたのですが、さすがに疲れて、もう無理だと思うようになりました。
思い描いていた仕事にも就けず、これからどうしようと漠然とした不安も抱えていた時期で、経済面での焦りもありました。
そんな状態で仕事を探していたので、なかなかうまくいきません。
いろいろ失敗もして、その頃になってようやく、ずっと自分に無理をさせ続けていたことを自覚するようになったのです。
我慢もさせていたなと思います。
「これまでがんばってきたんだから、自分にご褒美をあげよう」
そんな気持ちが出てきました。
ちょっと高いコスメを買ったり、美容サロンに行ってみたり・・・
今までしなかったこと、できなかったことをちょっとずつしてみようと思えるようになりました。
がんばり続ける生活を続けているうちに、いつの間にかガチガチに硬くなっていた心と身体を、やっと少しだけ緩めることができたのです。
「自分を大切にする」小さな一歩。
同じころ、「引き寄せ」という言葉をよく耳にするようにもなりました。
それでも働かなければいけないのでいったん就職するのですが、精神的な負担を感じてしまうくらいには居心地が良いとはいえなかったんですね。
このままじゃイヤだ。
どうにか人生を立て直そう、人生をリセットしようと思って海外行きを考え始めました。
結果的にその決断が「もっと自分を大切にしよう」「もっと自分を大切にしなきゃいけないんだ」とこれまでの意識をしっかり変えようと決意するきっかけに繋がるのですが・・・
それはまた次に♪
がんばること、努力できることは素晴らしいことですが、時にはがんばらないことも必要だし、逃げることが必要なときもあります。
がんばり屋さんはもっと自分を緩めて、がんばっている自分・がんばってきた自分をいっぱい褒めてあげるといいですね(*^^*)