グロリア・スタイネムの言葉より
こんにちは。
今回も
『信念は社会を変えた!グロリア・スタイネム』(ジェフ・ブラックウェル&ルース・ホブデイ 編/橋本恵 訳 あすなろ書房)から印象に残った言葉を紹介したいと思います。
・・・人は基本的に同質なものからは学べません。異質のものから学ぶのです。人が好奇心を抱く相手は、決まって自分の知らないことを知っていて、かつ誠実な人ですね。
自分の核となる『自分らしさ』は、その特徴を伸ばしてくれそうなものに、パッと飛びつくのではないだろうか、と。
神智学では「出産」を、「生まれてくる子を愛し、その子が『自分らしさ』を伸ばせるように育てる親となる機会」ととらえられています。
神智学という言葉を初めて知りました。
わたしに子どもはいませんが、仕事とプライベートを含めて、0歳~高校生くらいまでの子どもたちと関わる機会も多かったので、子育てや教育について自分なりに考えることは多いんですね。
すると、ときどきとても不安になります。
ちょうど今、思春期の子ども達と関わっているのですが、「これで大丈夫なんだろうか」と基礎学力の面でも情緒面でも心配になってしまうのです。
もしわたしが子どもを持つことになったら、本当に育てることができるのだろうかとものすごい不安に襲われます。
子どもは持たなくていいかもしれないと考えてしまうくらいに。
逆に、「子どもは勝手に育つから(大丈夫だよ)」とあっけらかんと話す人もいます。
深刻にならなくてもいいんだとホッとしますが、どうしても真剣に考えすぎてしまうんですよね。
でも、子育てや教育も「その子が『自分らしさ』を伸ばせるように育てる(親となる)機会」と捉えると、ちょっと視野が広がるように感じます。これまでとは違ったアプローチもできそう。
自分の本心は、興味や好奇心、「なるほど」と思うことから見つかるんです。
・・・時として他人の何かに惹かれても、その何かは、実は自分の中にもあるということです。
最後のものは、以前どこかで同じような言葉を目にしたことがあるんです。
それ以来ずっと記憶にあって、話の流れで何度か友人や生徒にも伝えたことがあるんですよ。
たとえば、誰か(その人柄や仕草、考え方etc.)を素敵だと思うということは、その素敵な部分を実はあなたも持っているということ。
こんな風になりたい、と思うことがあるなら、同じようにあなたもそうなれる可能性があるということですね。
思えば昔から、「この人になりたい」と思えるような人はいませんでしたが、「この人のこういう部分が素敵」「うらやましい」「いいな」と思うことはありました。
そして、そう思える部分を自分なりに取り入れてきました。
真似できることを真似るとも言えるかな。
だからなのか、時折、過去と現在の自分を比較してもいつも「今の自分がいい」という結論が出ます。
「これ良い」「素敵」「なるほど」と思うことが起こるたび、それをどんどん取り入れるたびに内面的に成長して、素敵な自分になっていっているように思うのです✨
『信念は社会を変えた!』シリーズを読むまで、グロリア・スタイネムさんのことは知らなかったのですが、ブログで紹介した以外にも、考えさせられる意見がたくさんありました。
これを機に別の本を読んでみたくなりました📖
Thank you for reading my blog♪